日本の法律ではエンパイアカジノは違法?逮捕される?

有名なオンラインカジノの一つであるエンパイアカジノに参加する上で、とりわけオンラインカジノ自体が初心者である人にとって気になる点の一つが「エンパイアカジノでゲームをして逮捕されることはないか」ということです。日本では刑法と呼ばれる法律で、賭け事をした人は賭博罪に、場所を用意して賭け事に参加させた人は賭博開帳図利罪に問われます。実店舗のカジノについては、過去に違法カジノが摘発されて運営者と客が罪に問われたケースが数多くあるため、エンパイアカジノのようなオンラインカジノの違法性は、初心者であれば気になるのは無理もありません。

エンパイアカジノ自体は運営会社がサモアにあり、サーバーはアメリカ合衆国のカリフォルニア州にあります。サモアは2010年にライセンス制を採用してカジノを合法化しており、カリフォルニア州も州法によってカジノの経営が認められています。このため、エンパイアカジノ自体には違法性はまったくなく、もちろん日本の法律にしたがって運営者が罪に問われることもありません。エンパイアカジノは、運営会社がサイトを自ら閉鎖しない限り利用することができるでしょう。

一方、エンパイアカジノでプレーする行為の違法性については、現在のところは罪に問われる場合とそうではない場合があるといえます。罪に問われるケースは、店舗の中にインターネットを通じてカジノをプレーできる端末が設置されており、そこでエンパイアカジノにログインして賭けに参加するケースです。いわゆる店舗型とよばれる形態のオンラインカジノは、従来の違法カジノ店と同じように摘発の対象となっており、今日までにオーナーや入店していた客が罪に問われた事例が複数あります。

これに対して、罪に問われないケースは自宅のパソコンからエンパイアカジノのゲームに参加するケースです。なぜ罪に問われないのかというと、自宅からオンラインカジノにログインして賭けに参加していたユーザーが警察に逮捕された時に、明確に取り締まりの対象にできる法律が無いのにも関わらず逮捕されたのに納得できず、略式裁判ではなく正式裁判を選択して徹底的に争う意志を示したところ、検察が不起訴とした事例が過去に存在するからです。ただし、今後オンラインカジノの法規制が行われたとき、法律の中に非店舗型も違法とする旨の内容が盛り込まれていれば罪に問われるので、新聞やテレビ、インターネットなどで報道をこまめにチェックしておきましょう。